パワーユニット解説

技術力を推進力に変える

パワーをパフォーマンスに昇華する方法
クローズアップ

パワーユニット

電子制御装置

ECUはオンボードコンピューター。マシンのあらゆる動作を管理する。数百ものセンサーに接続され、診断データをピットのエンジニアにフィードバックし、最高のパフォーマンスが得られるようにセッティングを自動的に調整する。

ターボチャージャー

ターボチャージャーはエンジンのパフォーマンスを飛躍的に高める。エキゾーストシステムから熱エネルギーを回収し、タービンを回転させて、より多くの空気をエンジンに送り込む。吸気量が増えることで、より多くの燃料を短時間で燃焼させることができ、わずか1.6リッターのV6エンジンから600馬力ものパワーを引き出すことができる。

V6 エンジン

高効率な1.6リッターV6ターボの導入により、エンジンの大きさは2013年の3分の1になった。最高回転数は15,000rpm。ターボチャージャーによる過給でパワーは600馬力に達する。

効率とパフォーマンスを維持するために、MGUによる回生エネルギーでエンジンパワーを補っている。

エアインテーク

最高のパフォーマンスを得るには、エンジンの混合気を緻密に制御する必要がある。エアインテークシステムは、必要な量の空気をできるだけ高圧でエンジンに送り込んでいる。こうすることで、より多くの燃料をより短時間で燃焼させることができ、最高のトルクが得られる。

熱エネルギー回生装置

MGU-Hはターボチャージャーに直結されている。エキゾーストの余分な熱を電気エネルギーに変換し、エネルギーストア(ES)に蓄える。

回収した熱エネルギーに使用制限はない。MGU-Kとは異なり、回生したエネルギーを自由に使用できる。

バッテリー

エネルギーストア(ES)は、2つのエネルギー回生装置(MGU)で回収したエネルギーを蓄えておく大型バッテリーだ。蓄えた電力を開放すると、瞬時にスピ-ドアップできる。

過剰な開発コストを避けるために、バッテリーサイズはレギュレーションで 20 ~ 25kg に制限されている。

運動エネルギー回生装置

MGU-K はリアブレーキ制動時に発生する運動エネルギーを回収し、エネルギーストア(ES)に蓄える。MGU-Hとは異なり、回生できるエネルギー量は1周あたり2MJに制限される。